「40代で貯金ゼロだと老後のことを考えると不安だな?」「少しずつでも老後の資金を貯蓄したいけど、どんな貯め方がいいのかな?」
40代になると子供の教育費が増えてきたり、住宅を購入すれば住宅ローンの返済もあり、老後の貯蓄まで手が回らないという人は多いはず。
40代は働き盛りで、たしかに収入も増えてきますが、子供の教育費や住宅ローンや生活費等の支出も大きく、日常の生活だけで手一杯でなかなか老後の貯蓄までお金を回すことは難しいですよね。
でも、我々には必ず老後がやってきますし、その時のために老後の資金を貯蓄することは必要。
では、どのように40代で貯金ゼロの状況から老後の資金を貯蓄をすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、40代でまだ老後の貯金がゼロの人がまず最初にやること、40代からの老後のお金の貯め方についてお伝えしたいと思います。
目次
40代で貯金ゼロの人がまず最初にやることは?
40代で貯金ゼロという人は、一生懸命働いてきて収入は増えてきているのにもかかわらず、教育費や住宅ローンの支出も多く、なかなか老後の資金の貯蓄まで手が回らない人が多いはず。
ちなみに2016年の世論調査結果では将来に備えている金融資産がゼロの世帯が40代では35%、40代から老後の貯蓄を始めるということは遅いというわけではありません。
ただし40代で貯金がゼロの人が、これから老後のお金を蓄える前に必ず実施すべきことは下記3つ。
- 老後の貯蓄の明確な目標設定
- 住宅ローンを定年までに必ず完済
- 本業に注力し、収入をしっかり増やす
まずはこれらについて確実に行ってください。
まずは老後資金の「明確な目標設定」
あなたは老後のお金を「いつまでに、いくら」蓄えようとしてますか?
「え?まだ考えていないよ?」と思ったあなた、まずは老後のお金について真剣に考えるべき。
老後資金の必要な金額は「1、000万円」とも「3、000万円」とも「5、000万円」ともいわれていますが、それはすべて一般的な平均値の話しで、あなたの老後資金の必要額ではありません。
まずは、あなたの場合には老後資金がいくら必要なのか、明確な目標設定が必要。
目標設定ができなければ、お金を貯蓄する計画も立てられませんし、ましてや貯蓄もできずお金は1円も貯まりません。
あなた自身の老後資金がいくら必要になるかについては「老後資金は夫婦2人でいくら必要?60歳までの必要額はいくら?」で紹介していますので参考にしてください。
まず最初にやるべきことは、この「明確な老後資金の目標設定」。
定年退職前に必ず完済しよう「住宅ローン」
もしあなたが住宅ローンを組んでいたら、住宅ローンは定年退職前までに必ず完済するべき。
なぜなら、一般的に60代前半(60歳~65歳)の平均収入は1ヶ月約25.3万円、60代後半(65歳~70歳)の平均収入は1ヶ月約20.8万円と収入が減ってきて、定年退職後に住宅ローンや負債が残っていると老後の生活が厳しくなるから。
また、サラリーマンの方で住宅ローンや負債を退職金で完済しようと考えている人は結構いると思いますが、絶対にそれは「ダメ」。
退職金は重要な老後資金の一部ですので、老後のお金を蓄える前に、住宅ローンを定年までに返済する計画を立て実行してください。
住宅ローンは繰り上げ返済や借り換えを行うことで、お金を蓄えるよりも比較にならないほど大きなお金が戻ってくるはず。
老後のお金を蓄える前に、必ず定年退職前に住宅ローンを完済できる計画を立て実行しましょう。
しっかり増やそう「本業の収入」
当たり前ですが、本業に注力し、本業での収入をしっかり増やしていくことが本当に大事。
なぜなら、「自分を磨き」、「自分に投資し」、「自分の力を身に着けていくこと」が1番の安定した収入になるから。
本業に精一杯取り組むことで、本業での収入をしっかり増やし、老後のお金を着実に貯蓄していきましょう。
貯金ゼロの40代のお金の貯め方とは?
まず第一にすべきことは、今の生活に必要な最低限のお金を蓄えること。
突然の怪我や病気で会社を休まなければならない状況になったり、冠婚葬祭などの突然の出来事に備え、1ヶ月分の生活費を3〜6ヶ月分確保することが最低限必要です。
そのお金が確保できたら、教育費や住宅ローンを定年退職前までに完済させるよう、ただちに計画・実行。
子供が成人して教育費がかからなくなったり住宅ローンが完済できれば、その分をそのまま老後の貯蓄に回せます。
ただ、教育費や住宅ローンの返済が終わるまで蓄えを何もしないということは不安ですよね。
その場合には、会社の福利厚生制度を利用して、少額でもリスクを抑えて貯蓄をしていきましょう。
お金を蓄えるのには時間を味方につけて、長い間で蓄えたほうが有利ですので、少額でもこつこと積み立てていくことがお勧め。
社内預金制度・持株会制度・確定拠出年金制度等の会社の福利厚生制度に関しては「短期間でお金を貯める!確実にお金を増やす方法とは?」で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
老後の資金は焦らず、無理せず、計画的に貯蓄していきましょう。
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老後資金はどうやって貯蓄するのがいいの?
老後資金の貯蓄方法には、「預貯金」「確定拠出年金(iDeCo)」「つみたてNISA」「株式投資」「投資信託」等、さまざまな蓄え方があります。
それぞれの貯蓄方法の特徴については「老後資金の貯め方は?老後の資金作りにおすすめの貯蓄方法とは!」で詳細を紹介しておりますので参考にしてください。
これらの貯蓄方法の中でも、「長い期間で少額のお金をコツコツと蓄えたい」という人への一番のおすすめは「積立投資信託」。
「積立投資信託」は投資する商品や運用の手法などは投資のプロの「ファンドマネージャー」が行ってくれますので、資産運用の初心者でもすぐに始めやすいというのが特徴です。
また、積立投資信託は「運用利回りが良い」「相場に一喜一憂せずに安心して運用できる」ということが大きなメリット。
「運用利回りが良い」ということは毎月少額でも積立投資信託で長い期間運用していけば、お金が増えやすいということ。
たとえば、老後の資金を貯蓄するために月々3万円のお金を捻出し、運用利回りが5%だった場合で毎月3万円を20年間運用すると、最終積立金額は「約1、230万円」となり、投資元本の「720万円 = 3万円 × 12ヶ月 × 20年」に対し、約510万円の利益となります。(手数料、信託報酬、税金等を考慮しない場合。)
これが運用期間15年になってしまうと、同条件で最終積立金額が「約800万円」、投資元本の540万円に対し、約260万円の利益となりますので、「少額でも早く始める・運用期間を長くする」ことが基本。
また、「相場に一喜一憂せずに安心して運用できる」ということはすごく大事。
なぜならそれは「本業に専念」できるから。
相場の値動きがいつも心配で気になってしまうと、眠れない夜や仕事が手につかなくなり、心身ともにかなり辛くなります。
ですので「安心して運用できる」ということは本業に専念するための重要な項目の一つ。
本業に専念できれば本業での収入も上がり、その分を老後の貯蓄に回すことができますよね。
「長い期間で少額のお金を積み立てて資産運用し、老後資金を補いたい」という人には、「積立投資信託」が一番のおすすめ。
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まとめ
「40代で貯金ゼロだと老後のことを考えると不安だな?」「少しずつでも老後のお金を貯蓄したいけど、どんな貯め方がいいのかな?」と悩んでいても、なにから始めて良いのかわからないことが数多くあるかもしれません。
だからといって、老後のお金について悩んでいるだけでは何も始まりませんし、考えることを後回しにしては「ダメ」。
いますぐ自分自身であなたが必要な蓄えの目標を設定し、計画・実行することが大事です。
なぜなら、自分の人生を幸せに導くことができるのは「あなただけ」だから。
また、素敵な老後を過ごすために、心も体もしっかりとケアしていきましょうね。
”いまこの瞬間”を大事に生きていきましょう!
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