「老後の資金を蓄えたいけど、なんで老後の資金が貯まらないのだろう?」「老後の資金が貯められなかったら、老後の生活はやっぱり不安だよな…」
老後の生活のためにお金を貯蓄することは必要だと思っているけれど、なぜか老後の資金が貯まらないという人は多いはず。
たしかに住宅ローンの支払いもあれば、子供が大きくにつれ教育費も必要となってくるし、かといって年齢に伴って給料も上がっているわけでもないので、「毎月の収入がそれらの支払いだけで精一杯」、「とても老後の貯蓄までに手が回らない」という人の気持ち、よくわかります。
でもちょっと待ってください。あなたはこの老後の資金を貯められない状況のままでいいと思っていますか?
「え、よくないと思っているけど、なかなか貯められない…。どうしたらいいんだろう?」と思っているあなた、結論から先にいうとそれは「自分と大切な家族の老後のことを真剣に考えていないから」。
なぜなら、自分と家族の老後のことを真剣に考えていれば、「老後は夫婦2人でいくらぐらい必要だから毎月いくら貯蓄しよう」という目標設定ができているはず。
自分が老後資金としていくら貯蓄する必要があるのかがわからなければ、「いつまでにいくらのお金を貯蓄する」という目標設定ができないので、お金は1円も貯まりません。
そこで今回は「どうすれば老後資金を貯蓄できるのか、どのように老後の資金を貯蓄していくか」についてお話していきます。
目次
老後の資金が貯まらないのはなぜ?
老後の資金が貯められないのは先述した通り、あなた自身が老後の資金がいくら必要になるかを真剣に考えていないから。
あなたと家族のことを真剣に考え「いつまでにいくら貯蓄する」という目標を設定をすれば、あとはそれに向かって計画・実行するだけ。
もし「老後の資金を貯蓄する」と本気で決心したのであれば、いまこの瞬間から、下記3点を実行してください。
なぜなら、これらを最初にやらないとお金を貯蓄することができないから。
- 貯蓄するお金の目標を真剣に考える
- 本業の収入をしっかり増やしていく
- 住宅ローンは定年までに完済する
貯蓄するお金の目標を真剣に考える
貯蓄するお金の目標を明確に設定しなければ、お金は絶対に貯まりません。
それはそうですよね。「いつまでにいくら貯めよう」と思って明確な目標がなければ、ついついお金を使ってしまうはず。
そもそも貯蓄とは、月々の収入から生活費を差し引いたお金を貯めるのではなく、先に貯蓄するお金を収入から差し引いて残りのお金で生活費をやりくりするのが基本です。
ですので、まずは蓄えるべきお金の目標を明確に設定するべき。
目標設定の考え方については「老後資金は夫婦2人でいくら必要?60歳までの必要額はいくら?」で紹介しているので参考にしてください。
本業の収入をしっかり増やしていく
当たり前ですが、本業をしっかりこなして、収入をしっかり増やしていくこと。
なぜなら、自分を磨き、自分に投資して、自分の力をつけていくことが1番の安定したリターンになるから。
増えた収入をもとに、しっかりお金を蓄えていきましょう。
住宅ローンは定年までに完済する
お金を貯めるのであれば、ローンを組むことは絶対にやめるべき。
車などを買うときには、計画的にお金を貯めてから現金一括で支払うことが原則です。が、高額な家などを買うときには現金一括では厳しいですよね。(私も住宅ローンは使っています。)
もしローンを組んでいる場合には、定年前に必ずローンを完済しましょう。
退職金で一括返済しようと考えているかもしれませんが、それは絶対にダメ。退職金は老後のために大切なお金ですので、定年までにローンは必ず完済させてしまいましょう。
まずは、これら「3点」を必ず実行してください。
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老後資金貯められない人が貯蓄する方法とは?
老後資金の貯蓄の方法はいろいろありますが、サラリーマンの方の場合はまず自分の会社の福利厚生制度を確認すること。
なぜなら、社内預金、持株会制度、確定拠出年金等の福利厚生制度は、通常の金融機関を利用するよりも様々な面で優遇されていることが多いから。
手堅く貯める「社内預金」
社内預金はデメリットはなく、メリットは他の金融機関に比べ金利が良く、定期預金ではないのでいつでも引き出し可能。
現在銀行の金利はほぼゼロで利息はほとんどありません。
「社内預金」で長い期間積み立てていれば、複利効果も期待できますので、少額でもいますぐ積み立てを開始しましょう。
奨励金制度で資金が増える「持株会」
持株会制度のデメリットは元本保証ではないということですが、一番のメリットとは、奨励金制度があること。
奨励金制度とは、一言でいうと掛金の一定の割合を会社がプラスしてくれる持株を購入できる制度で、例えば掛金の5%を会社がプラスしてくれるとすると、月々20、000円 × 5% = 月々1、000円を投資元本にプラスして持株購入できます。
20年続ければ、月々1、000円 × 12ヶ月 × 20年 = 240、000円の投資元本がプラスとなりますので、ぜひとも「持株会」を活用しましょう。
節税メリットが大きい「確定拠出年金(iDeCo)」
確定拠出年金のデメリットは元本保証ではない、60歳まで原則解約不可ということですが、確定拠出年金を利用する一番のメリットは節税のメリット。
掛金が控除対象になるので所得税、住民税、社会保険料の削減効果があり、さらに発生した利益(運用益)には税金がかかりません。
例えば、月々20、000円を15年間積み立てると、所得税、住民税、初回保険料の削減効果は約97万円。
さらに利益(運用益)には税金がかかりませんので、「確定拠出年金(iDeCo)」を活用しない手はないですよね。
これら社内預金制度・持株会制度・確定拠出年金に関しては「短期間でお金を貯める!確実にお金を増やす方法とは?」で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
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余裕資産で運用してみよう「積立投資信託」
「老後の資金を真剣に考えたら、もう少し貯蓄ができそうだな」と思ったあなたに強くオススメするのが、積立投資信託。
積立投資信託のデメリットは元本保証ではないということですが、これは長い期間運用することで元本割れのリスクを低減させることが可能です。
たとえば、2008年のリーマンショックの時には日経平均株価が大きく値を下げましたが、約7年後の2015年にはリーマンショック時前の日経平均株価を回復している実績がわかるはず。
この事例からもわかるように長い期間運用を行い、売り時を見極めることによって元本割れのリスクを低減させることができます。
積立投資信託は「運用利回りが良い」「相場に一喜一憂せずに安心して投資できる」ということがメリット。
「運用利回りが良い」ということは毎月少額でも積立投資信託で長い期間運用していけば、お金を蓄えやすいということ。
たとえば、老後の資金を蓄えるために1万円のお金を捻出し、運用利回りが5%だった場合で毎月1万円を20年間運用すると、最終積立金額は約410万円となり、投資元本の240万円(= 1万円 × 12ヶ月 × 20年)に対し、約170万円の利益となります(手数料、信託報酬、税金等を考慮しない場合)。
これが運用期間15年になってしまうと、同条件で最終積立金額が約260万円、投資元本の180万円に対し、約80万円の利益となりますので、投資での資産運用は「少額でも早く始める・運用期間を長くする」ことが基本。
また、「相場に一喜一憂せずに安心して投資できる」ということはすごく大事。なぜなら本業に専念できるから。
相場・値動きがいつも心配で気になってしまうと、眠れない夜や仕事が手につかなくなり、メンタル的にかなり辛くなりますので、「安心して投資できる」ということは本業に専念するための重要な項目の一つ。
本業に専念できれば本業での収入も上がり、その分を老後の蓄えに回すことができますよね。
「少額のお金を積み立てて老後資金を補いたい」という人は、いますぐ積立投資信託を開始してください。
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まとめ
「老後の資金を蓄えたいけど、なんで老後の資金が貯まらないのだろう?」と悩んでいたり、どうすれば良いのかわからないことがあるかもしれません。
だからといって、老後のお金について悩んでいるだけでは何も変わりませんし、考えることを後回しにしては絶対「ダメ」。
いますぐ自分自身で「あなた」が必要とする老後資金の貯蓄額の目標を設定し、計画・行動することが大事です。
なぜなら、自分と大切な家族の人生を幸せに導くことができるのは「あなただけ」だから。
また、素敵な老後を過ごすために、心も体もしっかりとケアしていきましょうね。
”いまこの瞬間”を大事に生きていきましょう!
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