「40代になってそろそろ老後の準備を始めたいけど、まずは何をしたらいいんだろう?」「老後資金の貯め方は、どんな方法があるんだろう?」
老後の準備を始めたいけれど、何から始めればよいのかよくわからない人も多いはず。
たしかに40代の人は働き盛りである反面、子供の教育費や住宅ローンの支払いなどでなかなか老後の蓄えや準備まで手が回らないと思いますが、老後の準備を始めようと思ったとき、まず最初にやるべきことは何だと思いますか?
結論を言うと、まず最初にやるべきことは自分が老後資金をいくら貯めたいのか明確にすること。
なぜなら、「いつまでに、いくら貯める」という目的に対し、お金の貯め方が異なってくるから。
そこで今回は、老後資金を貯めるにあたってまず最初にやるべきことと、老後資金を貯めるにはどんな方法があるかについてお話ししたいと思います。
目次
40代から老後の準備を始める前にまずやるべきこととは?
「40代から老後の準備を始める」と決めた瞬間から、まず下記3点を必ず実行してください。
なぜなら、これらを最初にやらないとお金を貯めることができないから。
- 定年までに貯めるお金の目標を真剣に考えて設定する
- 本業の収入をしっかり増やしていく
- 住宅ローンや教育ローンは定年までに完済する
定年までに貯めるお金の目標を真剣に考える
貯める目標を設定しなければ、お金は1円も貯まりません。
それはそうですよね。いつまでにいくら貯めようと思って目標設定しなければ、目先の楽しいことにお金を使ってしまうはず。
だから、まずは蓄えるお金の目標を設定をするべき。
目標設定の考え方については「お金がなくて将来が不安?将来のお金の不安を解消する方法!」で紹介しているので参考にしてください。
本業の収入をしっかり増やしていく
当たり前ですが、本業をしっかりこなして、収入をしっかり増やしていくこと。
なぜなら、自分を磨き、自分に投資して、自分の力をつけていくことが1番の安定したリターンになるから。増えた収入をもとに、しっかりお金を蓄えていきましょう。
ローンは定年までに完済する
お金を貯めるのであれば、ローンを組むことは絶対にやめるべき。
車などを買うときには、計画的にお金を貯めてから現金一括で支払うことが原則です。が、高額な家などを買うときには現金一括では厳しいですよね。(私も住宅ローンは使っています。)
もしローンを組んでいる場合には、定年前に必ずローンを完済しましょう。
退職金で一括返済しようと考えているかもしれませんが、それは絶対にダメ。退職金は老後のために大切なお金ですので、定年までにローンは必ず完済させてしまいましょう。
まずは、これら「3点」を必ず実行してください。
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老後資金の貯め方おすすめ5選!
老後資金の貯め方にはいろいろありますが、サラリーマンの方の場合まずは自分の会社の福利厚生制度を確認すること。
なぜなら、社内預金、持株会制度、確定拠出年金等の福利厚生制度は、通常の金融機関を利用するよりも様々な面で優遇されているからです。
それでは「老後資金の貯め方おすすめ5選!」を紹介していきましょう。
手堅く貯める「社内預金」
社内預金はデメリットはなく、メリットは他の金融機関に比べ金利が良く、定期預金ではないのでいつでも引き出し可能。
長い期間積み立てれば、複利効果も期待できますので、少額でもよいのでいますぐ積み立てを開始しましょう。
奨励金制度がある「持株会」
持株会制度のデメリットは元本保証ではないということですが、一番のメリットとは、奨励金制度があること。
奨励金制度とは、一言でいうと掛金の一定の割合を会社がプラスしてくれる持株を購入できる制度で、例えば掛金の5%を会社がプラスしてくれるとすると、月々20、000円 × 5% = 月々1、000円を投資元本にプラスして持株購入できます。
20年続ければ、月々1、000円 × 12ヶ月 × 20年 = 240、000円の投資元本がプラスとなりますので、ぜひとも活用しましょう。
節税メリットがある「確定拠出年金」
確定拠出年金のデメリットとしては元本保証ではない、60歳まで原則解約不可ということですが、確定拠出年金を利用する一番のメリットは節税のメリット。
掛金が控除対象になるので所得税、住民税、社会保険料の削減効果があり、さらに発生した利益(運用益)には税金がかかりません。
例えば、月々20、000円を15年間積み立てると、所得税、住民税、初回保険料の削減効果は約97万円。
さらに利益(運用益)には税金がかかりませんので、活用しない手はないですよね。
これら社内預金制度・持株会制度・確定拠出年金に関しては「短期間でお金を貯める!確実にお金を増やす方法とは?」で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
用途で選ぼう「つみたてNISA」
つみたてNISAのデメリットはやはり元本保証ではないということ。
基本的に「つみたてNISA」と「確定拠出年金」は同様の制度ですが、主な違いは下記3点。
- 加入できる期間:「確定拠出年金」は60歳まで、「つみたてNISA」は年齢の上限なし。
- 税制メリット:「確定拠出年金」の掛け金は全額所得控除されるが、「つみたてNISA」は所得控除なし。
- 運用資産の引き出し:「確定拠出年金」は原則60歳になるまで引き出し不可、「つみたてNISA」はいつでも売却・引き出し可。
「確定拠出年金」と「つみたてNISA」では、メリット・デメリットがありますので自分の用途に合った商品で運用しましょう。
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高利回りで運用「積立投資信託」
毎月少額の積み立てで大きくお金を育てたいと考えているあなたに強くお勧めするのが、「積立投資信託」。
「積立投資信託」は投資する商品や運用の手法などは投資のプロの「ファンドマネージャー」が行ってくれますので、資産運用の初心者でもすぐに始めやすいという特徴があります。
また、積立投資信託のデメリットは元本保証でないということですが、これは長い期間運用することで元本割れのリスクは低減します。
メリットは「運用利回りが良い」「相場に一喜一憂せずに安心して投資できる」ということ。
「運用利回りが良い」ということは毎月少額でも積立投資信託で長い期間運用していけば、お金を増やしやすいということです。
たとえば、老後の蓄えのために1万円のお金を捻出し、運用利回りが5%だった場合で毎月1万円を20年間運用すると、最終積立金額は約410万円となり、投資元本の240万円(≒ 1万円 × 12ヶ月 × 20年)に対し、約170万円の利益となります(手数料、信託報酬、税金等を考慮しない場合)。
これが運用期間15年になってしまうと、同条件で最終積立金額が約260万円、投資元本の180万円に対し、約80万円の利益となりますので、投資は「少額でも早く始める・運用期間を長くする」ことが基本です。
また、「相場に一喜一憂せずに安心して投資できる」ということはすごく大事。なぜなら本業に専念できるから。
相場・値動きがいつも心配で気になってしまうと、眠れない夜や仕事が手につかなくなり、メンタル的にかなり辛くなりますので、「安心して投資できる」ということは本業に専念するための重要な項目の一つです。
また、本業に専念できれば、本業での収入も上がりやすいですよね。
生活に必要な最低限の預貯金を確保して、まずは少額からでもいますぐ「積立投資信託」を開始してください。
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まとめ
老後のお金を貯めようと思っても、多くの情報が簡単に入手できるこの時代、なにから始めて良いのかわからなくなることがあるかもしれません。
だからといって、考えることを後回しにしては「ダメ」。
いますぐ自分自身であなたが必要な蓄えの目標を設定し、計画・実行することが大事です。
なぜなら、自分の人生を幸せに導くことができるのは「あなただけ」だから。
また、素敵な老後を過ごすために、心も体もしっかりとケアしていきましょうね。
”いまこの瞬間”を大事に生きていきましょう!
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