「老後資金が貯められないけどどうしよう?」「いまは老後資金がゼロだけど、これから3000万円貯蓄するのは無理かな?」
老後の資金は気になっているけど、生活費や子供の教育費、住宅ローンのお金をやりくりするだけで、老後資金の貯蓄まで手が回らない人が多いはず。
たしかに、子供が大きくにつれ教育費も必要となってくるし、それに伴って給料も上がっているわけでもないので、「毎月の収入がそれらの支払いだけで精一杯」、「とても老後の蓄えまでに手が回らない」という人の気持ち、よくわかります。
でもちょっと待ってください。あなたはあなた自身の老後資金について、いくらの貯蓄が必要か真剣に検討したことがありますか?
なぜなら、世間一般に言われている老後の資金は「3000万円必要」とか「5000万円必要」というのはあなた自身の老後資金の必要額ではないから。
まず最初に結論をいうと、老後資金を3,000万円を貯蓄することは確実に可能。
ですが、まずは自分が老後資金としていくら貯蓄する必要があるのかわからなければ、「いつまでにいくらのお金を貯蓄する」という計画・目標設定ができないので、お金は1円も貯まりません。
そこで今回は「老後の資金を貯蓄する前にやること」と、「老後資金をゼロから3000万円貯蓄する方法」についてお伝えしていきます。
なぜ老後資金が貯められないと思うの?
40代~50代で貯金ゼロという人は、一生懸命働いてきて収入は増えてきているのにもかかわらず、教育費や住宅ローンの支出も多く、なかなか老後の資金の貯蓄まで手が回らない人が多いはず。
ちなみに2016年の世論調査では将来に備えている金融資産がゼロの世帯が40代では約35%、50代では約30%という結果になっており、40代~50代で老後の貯蓄を始めるということは必ずしも遅いというわけではありません。
ではなぜ「老後資金が貯められない」と思うのでしょうか?
それは自分と家族が老後を過ごすためのお金がいくら必要かを把握できていないから。
その老後の貯蓄の目標設定も含め老後資金ゼロの人がこれから老後のお金を貯蓄するためには「下記3項目」を確実に行ってください。
- 老後の貯蓄の明確な目標設定
- 住宅ローンを定年までに必ず完済
- 本業に注力し、収入をしっかり増やす
これらについて「40代貯金ゼロから貯蓄する老後資金!40代お金の貯め方とは!」で紹介していますので、参考にしてください。
老後資金ゼロから3000万円貯蓄するには?
あなたは本当に「老後資金ゼロから3000万円貯蓄することは無理」と思いますか?
結論は前述したとおり、老後資金ゼロから3000万円貯蓄することは可能。
ではあなたはこの老後の資金「3000万円」を何年間で貯蓄したいのでしょうか?
この期間によって貯蓄の方法・考え方が変わってくるため、今回は40代~50代の人を目安に「15年」で「3000万円」貯蓄する場合ついて説明します。
15年間で3000万円貯蓄する場合は?
貯蓄の目標を達成する期間を「15年間」とすると、時間を味方につけて長い期間を活用してお金を貯蓄するということができません。
そこで、15年間で老後資金3000万円貯蓄する場合の考え方は、「3000万円から退職金を引いた額を15年間で貯蓄する」ということ。
たとえば、「大学・大学院卒業」で職種が「管理・事務・技術職」の場合、勤続年数35年以上の平均退職給付額は約2493万円。
そこから貯蓄する額を算出すると、「3000万円 - 約2493万円 ≒ 約507万円」。
これを15年で貯蓄するには1年間の貯蓄額は「約507万円 ÷ 15年間 ≒ 約34万円」、1ヶ月あたりは「約2.8万円」です。
これならかならず目標の3000万円を達成できますよね。
また、お子様がいる家庭では50代後半にかけて、子供の教育費がひと段落してくる時期ではないですか?
大学生にかかる教育費は国公立か私立か、自宅からの通学か下宿しているかによって大きな差がありますが、私立文系で自宅通学の場合の教育費の平均は4年間で「約684万円」で、1年間では「約684万円 ÷ 4年間 ≒ 約171万円」。
子供が学校を卒業すれば教育費がかからなくなり、その分を老後の貯蓄に回すことも可能と思います。
15年間で老後の資金3000万円を貯蓄することは「可能」ですので、「計画をたてて、いますぐ実行する」ことが大事です。
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老後資金はどうやって貯蓄するのがいいの?
老後資金の貯蓄方法には、「預貯金」「確定拠出年金(iDeCo)」「つみたてNISA」「株式投資」「投資信託」等、さまざまな蓄え方があります。
それぞれの貯蓄方法の特徴については「老後資金の貯め方は?老後の資金作りにおすすめの貯蓄方法とは!」で詳細を紹介しておりますので参考にしてください。
これらの貯蓄方法の中でも、「長い期間で少額のお金をコツコツと蓄えたい」という人への一番のおすすめは「積立投資信託」。
「積立投資信託」は投資する商品や運用の手法などは投資のプロの「ファンドマネージャー」が行ってくれますので、資産運用の初心者でもすぐに始めやすいというのが特徴です。
また、積立投資信託は「運用利回りが良い」「相場に一喜一憂せずに安心して運用できる」ということが大きなメリット。
「運用利回りが良い」ということは毎月少額でも積立投資信託で長い期間運用していけば、お金が増えやすいということ。
たとえば、老後の資金を貯蓄するために月々3万円のお金を捻出し、運用利回りが5%だった場合で毎月3万円を20年間運用すると、最終積立金額は「約1、230万円」となり、投資元本の「720万円 = 3万円 × 12ヶ月 × 20年」に対し、約510万円の利益となります。(手数料、信託報酬、税金等を考慮しない場合。)
これが運用期間15年になってしまうと、同条件で最終積立金額が「約800万円」、投資元本の540万円に対し、約260万円の利益となりますので、「少額でも早く始める・運用期間を長くする」ことが基本。
また、「相場に一喜一憂せずに安心して運用できる」ということはすごく大事。
なぜならそれは「本業に専念」できるから。
相場の値動きがいつも心配で気になってしまうと、眠れない夜や仕事が手につかなくなり、心身ともにかなり辛くなります。
ですので「安心して運用できる」ということは本業に専念するための重要な項目の一つ。
本業に専念できれば本業での収入も上がり、その分を老後の貯蓄に回すことができますよね。
「長い期間で少額のお金を積み立てて資産運用し、老後資金を補いたい」という人には、「積立投資信託」が一番のおすすめ。
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まとめ
「いまは老後資金がゼロだけど、これから3000万円貯蓄するのは無理かな?」と悩んでいても、どうすれば良いのかわからないことが数多くあるかもしれません。
だからといって、老後のお金について悩んでいるだけでは何も始まりませんし、考えることを後回しにしては絶対「ダメ」。
いますぐ自分自身で「あなた」が必要な老後資金の貯蓄の目標を設定し、計画・行動することが大事です。
なぜなら、自分と家族の人生を幸せに導くことができるのは「あなただけ」だから。
また、素敵な老後を過ごすために、心も体もしっかりとケアしていきましょうね。
”いまこの瞬間”を大事に生きていきましょう!
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