「短期間でお金を貯めたいけど、確実にお金を増やしていくには、どんな方法があるんだろう?」
自分の大切なお金を、リスクなく確実に貯めたい、増やしたいと思っている人は多いですよね?
いまは、様々な情報をインターネットで調べられる世の中で、お金を増やす方法をいろいろ検索することができます。
でもそのまえに、まずは自分の会社の福利厚生制度をちゃんと知っていますか?
サラリーマンの場合、社内預金、確定拠出年金、持株会制度等のお金を貯めるためのいろいろな福利厚生制度があり、これらは通常の金融機関を利用するよりも様々な面で優遇されています。
そこで今回は会社の福利厚生制度をメインにサラリーマンが確実にお金を増やす方法についてお伝えしたいと思います。
目次
短期間でお金を貯めるために、まず最初にやることとは?
まず、お金を貯めると決めた瞬間から下記3点を必ず実行してください。なぜならこれらを最初にやらないとお金を貯めることができないから。
- 定年までに貯めるお金の目標を真剣に考えて設定する
- 本業の収入をしっかり増やしていく
- ローンは利用しない
1.について: 貯める目標を設定しなければ、お金は1円も貯まりません。
それはそうですよね。いつまでにいくら貯めようと思って目標設定しなければ、目先の楽しいことにお金を使ってしまうはず。
だから、まずは蓄えるお金の目標を設定をするべき。
目標設定の考え方については「老後資金は夫婦2人でいくら必要?60歳までの必要額はいくら?」で紹介しているので参考にしてください。
2.について: 当たり前ですが、本業をしっかりこなして、収入をしっかり増やしていくこと。
なぜなら、自分を磨き、自分に投資して、自分の力をつけていくことが1番の安定したリターンになるから。増えた収入をもとに、しっかりお金を蓄えていきましょう。
3.について: お金を貯めるのであれば、ローンを組むことは絶対にやめるべき。
車などを買うときには、計画的にお金を貯めてから現金一括で支払うことが原則です。が、高額な家などを買うときには現金一括では厳しいですよね。(私も住宅ローンは使っています。苦笑)
もしローンを組んでいる場合には、定年前に必ずローンを完済しましょう。
退職金で一括返済しようと考えているかもしれませんが、それは絶対にダメ。退職金は老後のために大切なお金ですので、定年までにローンは必ず完済させてしまいましょう。
まずは、これら3つを必ず実行してください。
会社の福利厚生制度を活用して、確実にお金を増やす方法とは?
社内預金を活用する
社内預金にはデメリットなく、メリットは他の金融商品に比べ、金利が良く、いつでも引き出し可能ということ。
例えば、毎月5万円を半年複利で15年間積立した時に、利息の比較を仮に年利0.1%と0.5%の場合で計算すると、年利0.1%の場合、利息は約6万8千円(税引前)、年利0.5%だと利息は約34万7千円(税引前)となり、約27万9千円のプラス。
定期預金の場合には金利の高い金融商品もありますが、途中で引き出すと解約手数料等が発生するデメリットもありますので、いつでも引き出し可能で金利の良い社内預金を活用すべきです。
確定拠出年金を利用する
デメリットとしては60歳まで原則として解約不可・元本保証ではないということですが、確定拠出年金を利用する一番のメリットは、節税のメリットがあるということ。
節税メリットがある制度には「税金の対象にならない制度」と「利益(運用益)に税金がかからない制度」の2つがあります。
「税金の対象にならない制度」とは、掛金が控除対象になる制度のことで、ふるさと納税や個人年金保険などがあります。
「利益(運用益)に税金がかからない制度」とは、得られた利益に対して非課税になる制度のことで、NISAや財形貯蓄などがあります。
確定拠出年金はこれらの「税金の対象にならない制度」と「利益(運用益)に税金がかからない制度」の両方を備えた商品です。
例えば、掛金月20、000円を確定拠出年金で15年間積み立てると、掛金が控除対象になるので所得税、住民税、社会保険料の削減効果が約97万円となり、さらに発生した利益(運用益)には税金がかかりません。
この確定拠出年金を利用しない手はないですよね?
持株会制度を活用する
持株会制度もデメリットとしては元本保証でないということですが、一番のメリットとは、奨励金制度があること。
奨励金制度とは簡単に言うと、掛金の一定の割合を会社がプラスしてくれる制度ですで、例えば、掛金が月20、000円で奨励金が掛金の5%の場合、毎月会社が1、000円プラスして自社株を購入してくれます。
15年間で18万円のプラスになりますので、確実にお金を増やすために持株会制度も活用しましょう。
会社の福利厚生制度をすでに活用している人が、さらにお金を増やすためには?
いままで会社の福利厚生制度についてお伝えしてきましたが、「そんなことは知っているよ、すでに福利厚生制度を活用しているよ」という方も多いのではないでしょうか?
そんな方は、「もっと他に確実にお金を増やす方法はないの?」と思っていますよね。
そういう方へお伝えしたいのは、サラリーマンが資産運用するには積立投資信託が一番。
なぜなら投資信託とは、運用のプロに運用を任せるということであり、商品を調べて選ぶ必要はありますが、運用には特別な知識は必要ないので手間も時間もかかりません。
投資には他にも株式投資、不動産投資、FX、仮想通貨等多くの商品がありますが、自分で商品を運用する場合には、商品の内容を調べたり勉強したりと多くの時間と知識が必要。
もちろん、お金を貯めるためには、真剣に商品を調べ、理解することが必須ですが、これらの投資では運用方法が確立し、安定するまでは毎日の値動きが気になりすぎて、本業への集中力・効率も落ちてしまいますし、なにより日々の値動きに一喜一憂してメンタル・ストレス的にかなり辛い、と思ってます。
私もちゃんと勉強もしないまま2008年にFXに手を出したばかりに、お金を心もかなり削られた苦い経験があります。
いまでは笑い話になりますが、当時はリーマンショックで値動きが激しく、毎晩眠れぬ夜が続いてました…。苦笑
もちろん積立投資信託も投資なので元本保証でないデメリットはありますが、定年後も運用を続け、運用期間を長く確保することでリスクは必ず低減します。
また、社内預金・確定拠出年金・持株会・積立投資信託を組み合わせ、資産および投資を分散し、リスク低減を図ることも重要です。
確実にお金を増やす制度を活用しつつ、自分にあったお金の貯め方・運用方法を真剣に考えることが一番大事です。
まとめ
定年までの期間はまだまだ先のようでも実際にはあっという間。
会社に福利厚生制度を活用し、効率よくお金を増やしていくことで老後の不安は解消されていきます。
また、運用やお金を貯める期間が長ければ長いほど、月々の貯蓄する負担は減るし、運用のリスクも低減しますので、早めの準備が大切です。
いますぐ行動することが大事。なぜならあなたの一度しかない人生だから!
また、素敵な老後を過ごすために、心も体もしっかりと整えていきましょうね。
”いまこの瞬間”を素敵に生きていきましょう!