「老後資金を備えるために老後の資産運用をはじめたいのだけど、どのような運用方法があるのだろう?」
老後の安定した生活を考えると、老後の資金は少しでも多く蓄えたいと思っている人は多いはず。
退職金や年金は受給できるはずですが、「人生100年時代」といわれているこのご時世、予測がつかない将来のことや突然の怪我・病気・介護などのもしもの時のことを考えると、やはりお金の蓄えは多くあった方が不安は減りますよね。
でも現在は銀行の金利はほぼゼロで、普通にお金を貯めていたのでは貯蓄は増えず、お金を捻出して投資で資産運用することも老後資金に備える方法のひとつ。
そこで今回は老後に備える資産運用方法について、お伝えしていきます。
目次
老後に備える資産運用方法とは?
「老後に備える資産運用方法」をお話しする前に、「投資」を行うにあたってまず最初にお伝えしておきたいのが、「投資のリスク」。
投資の「リスク」とは?
投資の「リスク」とは「元本保証ではない」ということ。
しかし、投資は長い期間で運用することによってこの元本割れのリスクを小さくすることが可能です。
たとえば、2008年のリーマンショック時には株価は大きく値を下げましたが、約7年後の2015年にはリーマンショック時前の株価まで回復している実績がわかるはず。
投資した商品が値を下げても、慌てて売らず、売り時を見極めることが必要です。
老後に備える投資での「資産運用方法」とは?
投資での資産運用方法は毎月の積み立てでコツコツ行うのが原則。
「ドルコスト平均法」という言葉をよく聞くと思いますが、この「ドルコスト平均法」を簡単に説明すると、毎月の同じ金額で積み立てた場合、商品の価格が安い時には多く、価格が高いときには少なく買い付けるため、結果的には平均購入価格を抑えることができます。
投資は「安値で買い、高値で売る」が理想ですが、これは投資のプロでも難しいことなので、積立投資でリスクを抑えて運用すべき。
これらを理解して「老後に備える資産運用」をしていきましょう。
老後資金運用方法おすすめ3選!
それでは投資の初心者でもはじめやすい「老後資金の運用方法のおすすめ」をご紹介。
節税メリットが大きい「確定拠出年金」
「確定拠出年金」には「企業型確定拠出年金(DC制度)」と「個人型確定拠出年金(iDeCo)」の2種類があります。
これらの「確定拠出年金」のデメリットは60歳まで原則解約不可ということですが、確定拠出年金を利用する一番のメリットは「節税のメリット」。
これらの税制メリットがある制度には「税金の対象にならない制度」と「利益(運用益)に税金がかからない制度」の2つがあります。
- 税金の対象にならない制度: 「ふるさと納税や個人年金保険」などに適用されている掛金が控除対象になる制度のこと。
- 利益(運用益)に税金がかからない制度: 「NISAや財形貯蓄」などに適用されている得られた利益に対して非課税になる制度のこと。
「確定拠出年金」はこれらの両方を備えた商品で、掛金が控除対象になるので所得税、住民税、社会保険料の削減効果があり、さらに発生した利益(運用益)には税金がかかりません。
例えば、月々20、000円を15年間積み立てると、所得税、住民税、初回保険料の削減効果は約97万円。
さらに利益(運用益)には税金がかかりませんので、「確定拠出年金」で老後のお金を貯蓄しない手はないですよね。
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こつこつ増やそう「つみたてNISA」
「つみたてNISA」の商品は長期運用に適して商品に限定されていますので、投資が初めてという人でも商品が選びやすいということが特徴。
この「つみたてNISA」の最大のメリットは、購入した商品の運用益がすべて非課税になるということ。
たとえば10万円の利益を得られた場合、通常の証券口座であれば利益に20.315%の税金がかかり、手取りは7万9685円ですが、「つみたてNISA」の場合は10万円の利益をそのまま受け取れます。
1年間の非課税投資枠は40万円と少額ですが、非課税投資期間が20年と長く、合計の非課税投資額は、40万円 × 20年間 = 800万円。
投資での資産運用を始めたいという初心者の人は「つみたてNISA」から始めてみましょう。
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余裕資産で運用しよう「積立投資信託」
「もう少し貯蓄ができそうだな」と思ったあなたに強くオススメするのが、「積立投資信託」。
「積立投資信託」は投資する商品や運用の手法などは投資のプロの「ファンドマネージャー」が行ってくれますので、資産運用の初心者でもすぐに始めやすいというのが特徴。
また、積立投資信託は「運用利回りが良い」「相場に一喜一憂せずに安心して投資できる」ということがメリット。
「運用利回りが良い」ということは毎月少額でも積立投資信託で長い期間運用していけば、お金を貯蓄しやすいということ。
たとえば、老後の資金を貯蓄するために1万円のお金を捻出し、運用利回りが5%だった場合で毎月1万円を20年間運用すると、最終積立金額は約410万円となり、投資元本の「240万円 = 1万円 × 12ヶ月 × 20年」に対し、約170万円の利益となります(手数料、信託報酬、税金等を考慮しない場合)。
これが運用期間15年になってしまうと、同条件で最終積立金額が約260万円、投資元本の180万円に対し、約80万円の利益となりますので、投資での資産運用は「少額でも早く始める・運用期間を長くする」ことが基本。
また、「相場に一喜一憂せずに安心して投資できる」ということはすごく大事。なぜなら本業に専念できるから。
相場・値動きがいつも心配で気になってしまうと、眠れない夜や仕事が手につかなくなり、メンタル的にかなり辛くなりますので、「安心して投資できる」ということは本業に専念するための重要な項目の一つ。
本業に専念できれば本業での収入も上がり、その分を老後の貯蓄に回すことができますよね。
「少額のお金を積み立てて資産運用し、老後資金を補いたい」という人には、「積立投資信託」が一番のおすすめ。
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まとめ
「老後資金を備えるために老後の資産運用をはじめたいのだけど、どのような運用方法があるのだろう?」と悩んでいたり、どうすれば良いのかわからないことが多々あるかもしれません。
だからといって、老後のお金について悩んでいるだけでは何も変わりませんし、考えることを後回しにしては絶対「ダメ」。
いますぐ自分自身で「あなた」が必要とする「老後の資金」の目標を設定し、計画・行動することが大事です。
なぜなら、自分と大切な家族の人生を幸せに導くことができるのは「あなただけ」だから。
また、素敵な老後を過ごすために、心も体もしっかりとケアしていきましょうね。
”いまこの瞬間”を大事に生きていきましょう!
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