「いまは子供の教育費や住宅ローンの支払いで、なかなか老後の貯蓄まで手が回らないけれど、老後の蓄えはいつから始まれば良いのだろう?」「老後資金を蓄える方法はいろいろあるけど、どんな方法が自分に合っているのだろう?」
老後の蓄えについては気になっているけれど、なかなか老後の貯蓄まで手が回らない、という人も多いと思います。
人生で最も大きな支出といわれているのが「住宅資金」「教育資金」「老後資金」の3つの支出。
40代から50代の人はまさにこの3大支出を抱えており、老後資金を捻出することはなかなか大変ですが、だからといって老後の蓄えについて考えることを後回しにして良いと思いますか?
答えは「NO」。
なぜなら、老後の資金を蓄えるためには、時間を味方につけて長い期間で蓄えていくほうが有利だからです。
そこで、今回は老後の蓄えはいつから始めるべきなのか、また老後資金の蓄え方法にはどのようなものがあるのか、についてお話していきたいと思います。
老後の蓄えはいつから始めるの?
人それぞれ環境や状況は異なりますが、老後の蓄えはいつから始めるべきだと思いますか?
結論を最初にいうと、それは「いますぐ」です。
なぜなら、時間を味方につけて長い期間で老後の資金を蓄えるほうが、短い期間で資金を蓄えるより、負担もリスクも少ないから。
例えば、600万円を貯めようとした場合、10年間で貯める場合には月々50、000円の積立が必要ですが、20年間で貯める場合には月々25,000円の積み立てて600万円が貯まり、当たり前ですが長い期間で蓄えたほうが月々の負担が少ないことは明確です。
また、投資などの運用を考えた時にも、長い期間で運用したほうがリスク=元本割れの確率が低くなります。
ということは、老後資金の蓄えは「いますぐ」始めるべき。
でも、「早く蓄えを始めたほうが良いのはわかっているけれど、今は蓄えに回すお金がないよ」と思っている人もいるはずです。
たしかに生活費も教育費も住宅ローンを支払いながらも老後の貯蓄をすることは大変なことですが、まずはあなたは「老後資金をいつまでに、いくら貯めよう」という明確な目標を持っているでしょうか?
もし、持っていないのであれば、それも老後の蓄えを始められない原因のひとつ。
老後の蓄えがいくら必要かは人それぞれで異なりますので、まずはあなた自身が「老後の蓄えをいつまでに・いくら貯める」という目標を設定し、計画・実行しましょう。
老後の蓄えの目標設定の方法については「お金がなくて将来が不安?将来のお金の不安を解消する方法!」で紹介していますので、参考にしてみてください。
それでは、老後資金を蓄える方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
老後資金を蓄える方法とは?
老後資金を蓄える方法はいろいろありますが、サラリーマンの方の場合には、まずは自分の会社の福利厚生制度を確認すること。
会社には、「社内預金」「確定拠出年金」「持株会制度」等のお金を貯めるためのいろいろな福利厚生制度があり、これらは通常の金融機関を利用するよりも様々な面で優遇されています。
まずは会社の福利厚生制度を利用して、着実にお金を貯めていきましょう。
この会社の福利厚生制度を利用してお金を貯める・増やす方法については「短期間でお金を貯める!確実にお金を増やす方法とは?」で紹介していますので、参考にしてください。
会社の福利厚生制度についてお話ししましたが、「もう会社の福利厚生制度はすでに活用しているので、もっと他に老後のお金を蓄えるよう方法はないの?」と思っている人もいるはず。
そんな人に絶対にお勧めなのが、積立投資信託。
積立投資信託のデメリットは、「元本保証でない」ということですが、これは長い期間運用することで「リスク=元本割れ」は低減します。
メリットは「運用利回りが良い」「相場に一喜一憂せずに安心して投資できる」ということ。
「運用利回りが良い」ということは毎月少額でも積立投資信託で長い期間運用していけば、お金を増やしやすいということです。
たとえば、老後の蓄えのために1万円のお金を捻出し、運用利回りが5%だった場合で毎月1万円を20年間運用すると、最終積立金額は約410万円となり、投資元本の240万円(≒ 1万円 × 12ヶ月 × 20年)に対し、約170万円の利益となります(手数料、信託報酬、税金等を考慮しない場合)。
これが運用期間15年になってしまうと、同条件で最終積立金額が約260万円、投資元本の180万円に対し、約80万円の利益となりますので、投資は「少額でも早く始める・運用期間を長くする」ことが基本です。
また、「相場に一喜一憂せずに安心して投資できる」ということはすごく大事。なぜなら本業に専念できるから。
相場・値動きがいつも心配で気になってしまうと、眠れない夜や仕事が手につかなくなり、メンタル的にかなり辛くなりますので、「安心して投資できる」ということは本業に専念するための重要な項目の一つです。
また、本業に専念できれば、本業での収入も上がりやすいですよね。
生活に必要な最低限の預貯金を確保して、まずは少額からいますぐ積立投資信託を開始してみましょう。
まとめ
いまは、いろいろなものが重なって老後の蓄えにまで手が回らないかもしれません。
だからといって老後の蓄えを後回しにしては「ダメ」。その理由は時間を味方につけて有利に老後のお金を蓄えたいから。
自分自身で必要な目標を設定し、いますぐ計画・実行することが必要です。
なぜなら、あなたの人生を幸せに導くことができるのは「あなただけ」だから。
また、素敵な人生を過ごすために、心も体もしっかりケアをしていきましょうね。
”いまこの瞬間”を大切に生きていきましょう!